「あれっ? お兄ちゃんのAの女が居ないっ!」
「Aの女ってなんだよ?」
「Oい人のOとよ!」
「ますます不明だよ」
「つまり、フィアンセよ」
「えっ、お兄ちゃんのフィアンセって『D』だったのでは?」
「それは、左のお兄ちゃんでしょ!?」
「じゃあ、右のお兄ちゃんのAの女が家出!?」
「だAら、そう言ってるの」
「そういえば、最Iんのお兄ちゃん、ずっと『I』とイチャイチャしてた」
「そうだな、いつも『I』にタッチしてたな」
「それって浮Iじゃん」
「だAら、嫉妬しちゃったんだよ」
「それで、出て行ったと」
「じゃあ、みんなで呼ぼうよ」
「そうだよ、呼んだら戻ってUるAも」
「おーい、戻ってOいよ!」
「頼むAら、AえってIてUれよーっ!!」
「ほら、お兄ちゃんも呼んでよ」
「お兄ちゃんが悪いんだAらね」
「わAったよ。おーい、俺が悪Aった。だから帰って来いよーって、あれっ?」
「えっ?」
「おっ!」
「戻ってKた」
「さすがFアンセ」
「もうだじょうぶだよね……」
500文字の心臓 第110回「K」投稿作品
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